水槽のセットアップ


卵生メダカを飼育する水槽は市販品では30センチ規格(Sサイズ)の水槽で大丈夫です。

大きくなる種類は45センチ水槽またはそれ以上の水槽を使うそうですが・・・・

小型の水槽で飼育が可能なので自作することもできます。硝子屋さんで60センチ*120センチの板ガラスを売っているので僕はそれを加工したりしても使っています。これで15*15*30センチ水槽なら4個、12*12*30センチの水槽なら5個作ることができます。家の近くでは1枚 3000円くらいです。 硝子屋さんでカットもしてくれます。僕は細長くまっすぐに切る自信がないので、 15*120センチや12*120センチに切ってもらっています。それを自宅で小さく切っていました。

最近は,知り合いから5mmと分厚いのですが,ガラスを頂戴して加工しています。重いですがタダより安いものはありません。

接着剤としては,セメダイン社のバスコークを使用していました。DIYショップで水槽修理用として各社からでています。沢山作るようになってから,シリコンとガンを購入するようになりました。安く製作できます。シリコンの色はクリア色を使います。

組立方法は・・・ガラスの切断面を,ヤスリで磨いてバリを取り除きます。接合する切断面上にシリコンをつけてガラスをくっつけます。ずれないように,ガラス同士をビニールテープなどで仮止めして,シリコンが固化するまで一晩放置します。 綺麗なオールガラスの水槽ができあがりです。

他に,夏場にDIYショップに行くと,大小さまざまなプラスチック水槽(プラケ) が売っています。稚魚の育成用に1L,2L,3Lあたりのサイズを購入すると便利です。保管時の重ね合わせや,並べたときの美観を考えると同じメーカーのものを購入した方が良いと思います。

フィルターは水作のSサイズやニュービリーフィルターを使用しています。最近ではスドーからも小型のスポンジフィルターが発売されました。

ニュービリーフィルターは水深にあわせて筒をカットします。この時、内筒 を使用しないのであれば外筒のどちらの端を切ってもかまいませんが内筒を使用するときは、外筒の凹み ボッチのある方を切らないでください切っちゃうと内筒がスライドできなくなります。(実は,1本失敗 したのです)。

また,内筒を使用すると,水流が起こるので,私の家の温室ではあまり使用していません。外筒だけで 上にゴボゴボとエアーを出しています。2Lや3Lのプラケにニュービリーフィルターを使用するときは, 外筒を3等分して切断し,その1本を使用しています。プラケの壁面に斜めにつけるとちょうど手頃な サイズになります。

エアポンプはできるだけ大き目のものを購入しましょう。水流を好む魚たちで はないので1つの水槽に注入するエアーの量はたいしたことはないのですが、いろいろな魚を飼いたくなっ て水槽が増えてくるとエアポンプが2台3台と増えてコンセントがタコアシ状態になります。

たくさん水槽を持っておられる諸先輩は浄化槽用のエアポンプで塩ビ管で配管 してすっきりされている方が多いようです。

加温にはヒーターを用いますが,水槽が小さく,数も増えてくるのでヒーター ではなく棚全体を保温できるように工夫したり部屋全体を温めるとある意味で経済的になります。

卵生メダカは高温に弱いので夏場は冷却する事が必要です。できるだけ涼しい ところに置いたり,ファンをまわしたりと水温の上昇を抑える工夫が必要です。

ウチは全国的にみても夏場の高温で有名な岐阜ですから,このような対策は焼 け石に水状態なのでエアコンを使用しています。

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