水合わせ

卵生メダカは水質の急変に敏感な種類が多いようで,購入時や人から譲ってもらった場合の水合わせは特に慎重に行った方がいいようです。

水質が急変すると数日で昇天してしまったりひどいときには数時間で袋の中で元気に泳いでいた魚が死んでしまったりします。

教わった方法は,今までの飼育水に自宅の飼育水となるべき水をエアチューブなどを使用してポタポタと点滴のように加えていきます。

滴下量を調節するには1口コックを使用したり,チューブの一部を二つ折にして輪ゴムで止めてチューブの折曲がった部分を緩やかにしたり鋭角にしたりして滴下量を調節します。

私は病院の職員をしているので針を切りとった点滴用のチューブセットを使用しています。液量を調節するコックや滴下量を観察できる筒が付いているので調節が楽です。(病院に行ったときに看護婦さんにおねだりしてみてはいかがでしょうか。あまりいい顔はしてくれませんが針を切りとったものでいいといってみればくれるかもしれません。)

ポタポタと1時間から数時間かけて元の水量の2−3倍になったら速度をやや早めて水合わせをしています。

水合わせの時もアフィオセミオンの仲間は良く飛びますので,蓋を忘れずにしましょう。または,30cm水槽の中に1Lのプラケをおいてそこで水合わせをし,万一のために30cm水槽には数cmの水を敷いておきましょう。

私は1番最初に購入した魚の水合わせに失敗して懲りてから,2度目からは初日は上記の様な水合わせをして30cm水槽で水深5−6cmの所まで加水して翌日から1日1−2cm水深が深くなるように水を足して行っています(そこまでする必要はないかも知れませんが)。でもそのおかげか,導入時の水合わせで落とした魚はそれ以来いなくなりました。

魚や飼育者によっては塩を入れているので濃度をショップや譲り受けた方に確認してその濃度の塩水で水合わせをする必要もあります。換水時に徐々に塩分濃度を自宅の濃度に移行して行ってください。

一旦自宅の水に馴れてしまえば,上記のような気を使う必要もなく1−2週間に1回程度50−90%の水を交換しても大丈夫なようです。

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